カニにはどんな栄養素があるの?実はすごいのは殻の方?

カニってどんな栄養があるのかご存知ですか?

ただ美味しいからと栄養価のことなんて考えずに食べている方が大半だと思いますが、実はすばらしい栄養素をたくさん持っている食材なんですよ~!

これを読めばきっと、知らずに食べていたときよりもカニがもっと好きになるはず!!

それでは順にみていきましょう。

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高たんぱく低カロリーで超ヘルシー

カニは良質なたんぱく質を豊富に含んでいる割にとっても低脂肪で低カロリーな食べ物。

たくさん食べても太りにくくて、そのうえ美味しいなんて夢のような食材ですよね。

 

特筆すべき成分としては、栄養ドリンクの成分である「タウリン」

タウリンには体の各機能を正常な状態に保とうとするはたらきがあり、たとえば『ドロドロの血をサラサラにする』『血糖値が高ければ低下させる』『血圧が高ければ抑える』などなどかなりの万能選手で、他にも肝機能の強化やストレス解消、脳卒中の発生確率の大幅な低下など、体に嬉しいこと尽くめの栄養素です。

 

また、「ビタミンB1」「ビタミンB2」などビタミンB群も豊富。

私たち人間はごはんやパン、麺など炭水化物をエネルギー源として生きていますが、この炭水化物をエネルギーに変換させるためにはビタミンB1、B2が必要不可欠。

B1は炭水化物の代謝を促すほか、疲労の回復やイライラ解消、神経機能の正常化などのはたらきを担います。B2は心身の成長を促し、傷ついた細胞を修復し、同時に新しい細胞を作り出す作用があります。脂質を代謝するのでダイエット効果もありますね。

 

カニには他にも鉄分・銅・ナイアシン・葉酸・亜鉛・マンガン・リンなど様々な栄養素を含んでいます。これらのはたらきにより、ざっとこんな健康効果があると考えられます。

  • 血を作り貧血を予防する
  • 活性酸素を除去する
  • 丈夫な歯や骨を作る
  • 細胞の老化を予防する
  • 免疫力のアップ
  • 滋養強壮
  • アルコールを分解する(→二日酔い予防)

 

忘れてはいけないのが殻の栄養素

どうしても身の栄養ばかりが気になってしまいがちですが、意外とスゴイ栄養素を持っているのがカニの殻。

 

カニは茹でると甲羅が赤く変色しますが、これは「アスタキサンチン」という天然の色素によるもの。アスタキサンチンには非常に強い抗酸化作用があることが分かっていて(なんとビタミンCの3000倍だとか…!)、近年、サプリメントや化粧品にも積極的に取り入れられていますよね。

抗酸化作用があるとどんないい事があるのかと言うと、

  • 癌や老化の元凶とされる活性酸素を除去する
  • 免疫力をあげて風邪や病原菌に負けない体を作る
  • ケガや火傷の治癒を早める
  • 疲労やストレスから回復させる

などなど、凄すぎる効能のオンパレードなんです。

抗酸化作用を持つ食べ物はたくさんありますが、非常に強力な抗酸化作用を持つ「アスタキサンチン」を含んでいるのはカニや鮭、エビなど本当にごくわずかな食材のみ。

 

このアスタキサンチンはカニの殻に含まれている成分ですので、殻ごとお鍋に入れて、染み出したお出汁を飲むことで摂取することができます。

もしカニ身がなくても殻だけで十分いいお出汁が出ます。身は身で楽しんだ後に、ぜひ殻入りお味噌汁を作ってみてください。カニの殻でとったお出汁は格別ですよ^^

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